「捻挫を繰り返す人には必ず理由がある!捻挫を治すリハビリには必ずロジックがある!」|渋谷区・恵比寿、代官山 整形外科・スポーツ整形・リハビリテーション

スポーツ栄養クリニックブログ

「捻挫を繰り返す人には必ず理由がある!捻挫を治すリハビリには必ずロジックがある!」

2018年3月8日更新

こんにちは。理学療法士の増渕です。
唐突ですが、捻挫を繰り返す人の足のつき方、使い方には特徴があります。
下の写真で、右左のどちらの足が捻挫を繰り返しそうか・・わかりますか?

正解は・・両方です!両方とも、体重が親指側ではなく小指側の方にシフトしています。
強いて言えば、右の方が、足の裏の内側が見える量が多いので、よりリスクが高いでしょうか。
ひっかけ問題ですみません。

今日は足首の内反捻挫(内側に捻る)について当院のアプローチを紹介します。
捻挫は子供から大人まで、珍しくない疾患です。
捻挫は医学的には足首周りについている靭帯の損傷です。
躓いたり、転んだり、ジャンプの着地で人の足に乗ったりで起きます。
内側に捻る内反捻挫と外側に捻ってしまう外反捻挫の発生の割合は、
約9割が内反捻挫で前距腓靭帯損傷・踵腓靭帯損傷が多いです。

程度の差はありますが、捻挫だからって、ほっておいてしまうと、
捻挫を繰り返してしまったり、足の使い方が悪くなって、
膝の変形や腰痛にもつながる可能性があり「適切な」治療、リハビリテーションが必要です。

まず内反捻挫をした場合、直後は安静が優先で、
レントゲンを撮影して骨折等がなければ、しっかりと足首を90度の位置で固定します。

靭帯は一度伸びてしまうと、完全に元の状態(強度)には戻りません。
しかし、直後にしっかり伸びきらない位置で安静にすると、
瘢痕形成が促進し、完全に伸びきってしまった状態を免れることができます。
なので、治療として直後に装具やシーネやギプス等で、
足首を90度の位置に固定することは非常に重要です。


 
そしてリハビリテーションの回復段階があります。
 

【Stage1】
痛み(炎症)のコントロールをします。
ここでは痛みや腫れを最小限するためにRICE処置があります。
R:Rest 安静
I:Icing 冷やす シップではなく水をやや入れた氷等でダイレクトに20分冷やす
C:Compression 圧迫
E:Elevation 心臓より高く挙上する
 

 
【Stage2】
危害の無い範囲で動きを向上させる
損傷の程度にもよりますが48時間から1週間の安静の後、
痛みの無い範囲で徐々に足首の動きを回復させて行きます。
 
【Stage3】
動的安定性の獲得
足首周りの筋力、可動性、協調性、バランスを獲得していく中で、
歩き、ジョグ、ジャンプ、サイドステップ、スットップ、ターン等
よりその人の環境に必要な動きを加えて行きます。
 
上記の回復の中で、私たちのクリニックで行っていることを紹介します。
 
Stage1では患部は安静にしますが、その後回復する中で必要となる、
隣接した関節や体幹機能を患部外トレーニングを先回りして実施します。
足の指の体操や、股関節周りの柔軟性と強さ、
呼吸を含めた体幹機能トレーニング。
ここからピラティスの様々な器具が活躍します。

Stage2では固まった組織に対して徒手的アプローチを加え、動きを回復させます。
また超音波を使った組織を柔らかくする物理療法を併用し、動きやすい環境と提供します。
重力をコントロールできるピラティスの器具は、その人に一番最適な負荷量を選択でき、
捻挫で痛んだ組織を守りつつ、関節の動き、筋力の向上を図れます。


 
Stage3では徐々にエクササイズの抵抗の負荷量やスピードを高め、
必要な課題に対し、最適な反応ができる機能を獲得して行きます。
足首の曲げ伸ばしの直線的な運動から、徐々に反復横跳びの切り返し動作に耐えられるための
課題を挙げて行きます。

また動的な安定性を高めるために、立った状態で様々な負荷を与えるために、
ピラティス器具だけでなく、コアアライン、ボダイサスペンションシステムを採用しております。
 
 
コアアラインはあの有名なクリスティアーノ・ロナウド選手が使っている動画を紹介します。
 

この動的なサイドランジの動きは、足首の捻挫後の再発予防にまさに最適な練習です!!

この様に順序立てて、体を整え、足首を再び捻る可能性がある環境を排除していくことが
再発予防だけでなく、実際の身体のパフォーマンスアップに直結します。
怪我は残念なことですが「転んでもただでは起きぬ」精神をお伝えして行き、
リハビリを頑張ってきたら、怪我する前よりもパワーアップして復帰できた!と、
嬉しい言葉を多々いただいております。

ぜひ、捻挫で困っている方がおりましたらお待ちしております!
 
増渕喜秋

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