テニスによるテニス肘はたったの5%?テニス肘の特徴とは,,,【基礎編】|福岡・薬院、整形外科・スポーツ整形・リハビリテーション

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テニスによるテニス肘はたったの5%?テニス肘の特徴とは,,,【基礎編】

2018年5月16日更新

こんにちはスポーツ栄養クリニック理学療法士平島です。

近年、テニス界では錦織圭選手や大阪なおみ選手、車いすテニスでは上地結衣選手など日本人選手が活躍しており、テニスは幅広い年齢層に親しまれているスポーツの一つです。

私も学生時代テニスで仲間と汗を流しました。

さて、テニス肘という障害を聞いたことありますか?

 

 

 

上腕骨外側上顆炎は通称テニス肘と言われますが,実際の臨床ではスポーツが関係するのは5%以下で,スポーツとは特別関係のない一般人の40〜60歳に多いといわれています。

上腕骨外側上顆炎は肘外側部痛を有する伸筋群腱起始部の障害です。短橈側手根伸筋(ECRB)腱の外側上顆付着部での炎症,変性,腱線維のmicroruptureなどが疼痛の主な原因です。輪状靱帯の部分断裂や狭窄,また腕橈関節内の滑膜炎,滑膜ひだの嵌入,関節内水腫、後骨間神経の絞扼が疼痛発生原因となっているものがあります。

テニスプレーヤーでは概ね30〜50%に本症の経験を有するとの報告がありました。

 

 

テニスで痛めた人にどのような特徴があるでしょうか。チェックしてみましょう。

 

 

  1. 好発年齢は30代後半から50代で,10代,20代の若年層の発症は少ない.テニスでは,30歳以降に開始した人に上腕骨外側上顆炎の発症頻度が高い。

  2. 発症率は女性にやや多い

  3. 不適切なラケット(重さ,グリップの太さ,ガットの張力など)が肘関節障害の誘因となるとの報告があり,テニス肘患者中34%が打法,17%はラケットが原因

  4. スイングとテニス肘の関係については,上級者の肘はほとんど伸展位でインパクトに向かうが、テニス肘患者では20〜30°の肘屈曲位でインパクトしている

  5. 週3回以上で発症頻度が高くなり,女性では有意であったとの報告がある

テニスを楽しんでいる方いくつ該当しましたか??

あくまでも例を挙げたので当てはまったら悪いという事ではありません。

 

 

 

ただ、

テニスをしていてもしていなくても現在肘の外側に痛みがある方は要チェックです。

 

医師の診断では下記の基準があります。

<診断基準>

抵抗性手関節背屈運動で肘外側に疼痛が生じる.

外上顆の伸筋群腱起始部に最も強い圧痛がある.

腕橈関節の障害などの伸筋群起始部以外の障害によるものは除外する.

 

 

 

簡単に言うと

※写真の右側の人が痛めているとして

手首を使って痛い。(他にもテスト方法はあります)

 

押して痛い。

 

 

 

 

 

上腕骨外側上顆炎に理学療法(リハビリ)は効果あるの?

治るか気になりますね…

 

 

ガイドラインに

Grade A

理学療法は有効である.

と推奨されています。

 

・理学療法(パルス超音波,深部マッサージ,エクササイズ)とステロイド剤局注の効果を比較した研究では,短期的にはステロイド剤局注がよかったが,長期的(3ヵ月以降)は理学療法が良好であった.

・一般的に40〜50代に好発し,無治療群と治療群の比較では後者が早期に改善する傾向がある。

上記のようにポジティブな見解です。

 

 

しかし、

 

 

 

治療後の再発に関しては,手作業やスポーツを続けると再発を起こしうると思われると報告もあります。

つまり、再発しないような体の使い方やケアの方法が大事だということですね。

次回のブログで当院の治療方法を紹介していきます。

現在肘を痛めている方は我慢しないでください。

 

では。

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