福岡市・薬院、東京都渋谷区・恵比寿、代官山の整形外科・スポーツ整形・リハビリテーション「整形外科 スポーツ・栄養クリニック」

テニス肘の治療はマッサージだけではないですよ

こんにちは

スポーツ栄養クリニック理学療法士の平島です。

前回、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について書かせていただいたのでアプローチ方法の一例を紹介します。

まず痛みに対して、安静、アイシング、NSAID、前腕の伸筋(短橈側手根伸筋および長橈側手根伸筋)のストレッチを実施します。

痛みが落ち着いたあと抵抗をかけた運動(等尺性収縮)を行っていき、状態をみて少しずつ力を入れながら前腕の筋肉をトレーニング(求心性・遠心性)します。日ごろの頻繁に同じ動作を繰り返す方や運動をしすぎると前腕の筋肉のバランスの破綻により損傷が生じるので屈筋伸筋ともにバランスよく鍛えます。

ここまでは一般的なアプローチ方法です。

痛めたのは結果であり、原因となる部分をコントロールするためにはカラダを思い通りに自分で使いこなせているかが大事です。

当院のリハビリの特徴は上記の基本的な治療を行った上で

動作中の姿勢は?肩甲骨の使い方は?骨盤の安定性は?etc…

など様々な視点で診ていきます。

バックストロークで打つ際に手首を返してで使えていない方、仕事で繰り返し肘にストレスを加える作業が多い方は肩甲骨を安定した状態で力を発揮することが必要です。

力を使うときに肩がすくんだり、肩甲骨が浮き出る方は正しい位置に肩甲骨が安定して使うことができていないので、骨盤周りや肩甲骨や胸椎をコントロールするピラティスエクササイズを多数組み合わせることで肩関節周囲筋に最適に力が入るようになり肘の負担が軽減することが考えられます。特にテニスをされる方は回旋と伸展の動きをだしていくため胸椎や肩甲骨周りの柔軟性と使い方が大切です。

チェアラダーバレルコアライン

ピラティスエクササイズは人それぞれに合わせたエクササイズのバリエーションが豊富なので、自分自身に合った正しいカラダ作りをしていきましょう。

では。