福岡市・薬院、東京都渋谷区・恵比寿、代官山の整形外科・スポーツ整形・リハビリテーション「整形外科 スポーツ・栄養クリニック」

【レシピ】蒸篭でつくる、わらびの中華おこわ

わらび、こごみ、うど、筍、たらの芽、ふきのとう…冬の寒さも和ぎ、眠っていた自然の植物たちが、ひょこひょこと顔を出し始めましたね。

春は芽吹きの季節。そして春の味覚である「山菜」をこれでもかと堪能出来る季節です!

 

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☝ざるいっぱいの春野菜。どうやって食べようかとときめきますね。

 

「山菜」とは、その字の通り、山の菜。野山に自生している、食べることの出来る植物の総称で、自生しているものを採取します。山菜の特徴は、やはりあのほろ苦さ。アクが強く、わらびのようにアク抜きをしないと食べられないものもありますね。

 

これら山菜の持つ独特な苦みは、植物性アルカロイドによるもので、老廃物がたまった冬のからだを苦みで目覚めさせ、新陳代謝を促す作用があります。

と栄養についてお話しましたが、とにかく旬のものはおいしい!四季折々、旬のおいしいものを味わうこと。なによりの健康法です。

 

さて今日は、山菜の代表格!わらびを使った中華おこわを作ります。蒸篭を使って蒸していきますが、無い方は目盛の水加減通り、炊飯器で炊いてくださいね。

 

わらびの下処理

わらびはアク抜きして使います。葉酸カリウムなどのミネラルが含まれていますが、残念ながらこれらの水溶性成分は、アクと一緒に流れ出てしまいます…

だからといって、アク抜きをしないで食べると、強い中毒症状を起こす可能性がありますので、必ずアク抜きをしてください。

 

わらびの水煮

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[材料]

わらび…1束(150g)

重曹…小さじ1

 

[作り方]

1 わらびは根の硬い部分は切り落とす。

2 鍋に水を沸かし、重曹をいれて溶かす。わらびを加えて30秒ほど茹でる。

3 そのまま冷まして1晩おき、水を入れ替えて保存する。

 

わらびの中華おこわ

[材料]

わらびの水煮…1束分

濃口醤油…大さじ1

みりん…大さじ1

 

もち米…300g

うるち米…150g

(合わせて450g=3合)

 

干し椎茸…小3枚

干しエビ…小さじ1

干しホタテ…3個

濃口醤油…大さじ1

みりん…大さじ1

酒…大さじ1

塩…小さじ1

ごま油…大さじ1

 

白胡麻…大さじ2

 

[下準備]

1 干し椎茸、干しエビ、干しホタテは前の晩から水につけて戻しておく。

2 米は洗い、半日以上浸水する。浸水後ざるにあげて水気をきる。

3 白胡麻はフライパンで煎る。

4 蒸篭に、しめらせた蒸し布を敷いておく。蒸す用の湯を沸かしておく。

 

[作り方]

1 わらびの水煮は3㎝幅(食べやすい大きさ)に切る。バットに入れ、濃口醤油・みりんを和える。

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2 干ししいたけは細切りにする。干しホタテは手でほぐす。干しえびは粗みじん切りにする。戻し汁は、水を足して250mlにし、酒、塩、濃口醤油、みりん、ごま油を入れる。(1のバットに余っている調味料も入れる)

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3 フライパンにごま油(分量外)を入れ、弱火で干ししいたけ、干しホタテ、干しエビを焦がさないように炒める。

4  中火に上げ、もち米を加え、煽りながら炒め合わせる。

5 米全体が油に覆われて艶がでてきたら鍋肌から戻し汁と合わせた調味料を回しいれ、満遍なく吸わせる様に全体を大きくかき混ぜながら更に炒めていく。

6 汁気がなくなってパチパチと焼ける音が聞こえてきたら蒸し器へうつす。

7 蒸す用の湯が沸騰して湯気が立ち込めてきたら、鍋に蒸篭をセットする。

8 強火で30分蒸し、煎ったごまを混ぜ合わせて完成。

 

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☝おむすびにしました。おむすびには、茶わんによそった白米とは別の魅力がありますよね。

 

今回は煮卵、花わさびの醤油漬けを添えて。山菜は、今の時期しか食べられない御馳走です。水煮の状態で売られていることが多いわらびですが、この春❀ご家庭で茹でてみませんか?山菜のおいしさに目覚めるはず!

管理栄養士 鳥飼