福岡市・薬院、東京都渋谷区・恵比寿、代官山の整形外科・スポーツ整形・リハビリテーション「整形外科 スポーツ・栄養クリニック」

肩関節×ピラティス

福岡クリニックのPT肩関節勉強会に参加して

 

こんにちは。理学療法士の櫻井です。

先日、本院のスポーツ・栄養クリニック福岡の下川主任理学療法士による勉強会があり、
私もオンラインで参加しました。
テーマは肩関節の機能解剖と評価〜筋力とX-P(レントゲン)でした。
今回、勉強会で私が学んだことをいくつか紹介させていただきます。
肩の関節のレントゲンからは腕の骨の付け根である上腕骨頭と
受け皿である肩甲骨の面の適合性が正常かどうかが分かります。
これはよく「けん玉」の構造で例えられ、ボールと受け皿の関係となり、
ボールが良い位置に収まっているかどうかが問題となります。
  
もし、ボールやお皿が悪い位置にあり、適合性に問題がある場合、
その原因が筋肉や関節包、靭帯等、何に由来しているかを見極めていきます。
しかし、一筋縄ではいきません。
肩のけん玉(上腕骨)と受け皿(肩甲骨)をコントロールしている筋肉の数は、、、
なんと20個近くもあります!!
どの筋肉が短縮しているのか?弱いのか?炎症を起こしているのか?
靭帯が緩んでいるためか?関節包(関節を覆っている袋)が縮んでいる問題か?
また、肩の周りの神経が筋肉等に圧迫されて、神経痛として痺れや痛みが出ている場合もあります。
それらを特定するために、試しとして肩をいろいろな方向へ動かし、
短縮や弱化、炎症の原因を特定していきます。
  
・腕を後ろに持って痛みや可動域制限があると、肩の前方の組織の伸張性低下の問題
・腕を回旋させたときに痛みや可動域制限があると肩の後上方or後下方の組織の伸張性低下の問題
今回はこの肩の問題に対する機能評価の方法を、
教科書に書かれていることだけなく、臨床的な実戦方法を教えていただきました
肩の痛みで悩まれている方は、本当にたくさんいらっしゃると思います。
明日からのリハビリにしっかりと活かして、痛みの根本的な改善に向けた
サポートが出来るよう、これからも研鑽を続けていきたいと思いました!
最後まで、お読みいただきありがとうございます。