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【福岡】新たな指定野菜!ブロッコリーのいいところ!

こんにちは、管理栄養士の濵田です。

最近、「ブロッコリーが指定野菜に!」というニュースを見た方も多いのではないでしょうか?

私もその一人です。

昨今の健康ブーム・筋トレブームで需要が高まっている野菜ですね。

 

 

◎そもそも指定野菜とは何なのか?

農林水産省HPによると、指定野菜、指定産地というものがあり、

指定野菜は“野菜のうち特に消費量の多いものを国が定めてるもの”だそうです。

新たに追加されるブロッコリーのほか、

・キャベツ

・きゅうり

・さといも

・だいこん

・たまねぎ

・トマト

・なす

・にんじん

・ねぎ

・はくさい

・ばれいしょ

・ピーマン

・ほうれんそう

・レタス

の14品目あるそうです。

 

また、指定産地は指定野菜を毎年作ってくれる規模の大きな産地を国が指定しているものだそうです。

指定野菜の価格が安くなった場合に、来年も野菜を作ってくれるように指定産地の農家に安くなった分だけ支払う制度(野菜指定産地制度)があります。

 

この背景には、野菜の価格変動があります。

野菜の収穫量は台風や雨不足、水害など天候の影響を受けやすく、それにより市場への供給量も変わり、価格が変動します。

野菜の安定的な供給を確保することを目的に作られた制度が、野菜指定産地制度です。

そしてこの度、2026年度から約半世紀ぶりに指定野菜の仲間入りを果たしたのが、ブロッコリーです。

今回はブロッコリーの良い所を紹介したいと思います!

 

◎ブロッコリーはどんな野菜?カリフラワーとどう違う?

見た目が似ているブロッコリーとカリフラワーですが、どちらもケールという野菜から分化したものと考えられており、同じアブラナ科の野菜で、キャベツの仲間になります。

両方とも、花蕾(からい)という部分と茎を食します。

カリフラワーは蕾に日光を当てずに栽培するため、白くなります。しっかりと日光に当たると黄色いカリフラワーになります。

栄養価に関しては、特徴的なところで言うと、緑黄色野菜であるブロッコリー方がβ-カロテンが豊富などの違いがあります。

 

◎ブロッコリーの栄養

先に説明した通り、緑黄色野菜であるブロッコリーはβ-カロテンを多く含みます。

その他、ビタミンCや食物繊維も多いです。

しかし、ビタミンCは水溶性のビタミンで、しかも熱に弱いという性質があります。

一般的には茹でる調理が主流ですが、ビタミンの損失を考慮すると、蒸しやレンジ調理などもオススメです。

 

◎美味しいブロッコリーの見分け方!

花蕾がうっすら紫色になっているブロッコリーを見たことがありますか?

これはブロッコリーが寒さに耐えた証拠です。寒さから身を守る為に、アントシアニンという色素を作り出しています。

寒さに曝されることで甘みが増し、美味しいブロッコリーを見分ける1つの手段になります。

 

また、ブロッコリーを下から見た時に、茎の中心に“す”(空洞・亀裂のようなもの)ができているものは硬く筋っぽい可能性があります。

 

これから指定野菜に追加されることで、更なる供給の安定が期待できるブロッコリーを是非皆さんも美味しく召し上がってください!

 

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